ひとりごと

上り下り

 4/6なので坂道の話をします。


 『ひらがな推し』Blu-rayのおたけ編を買いました。

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 座談会の若林さんトークだけでも十分に元が取れる大満足な内容でしたが、やっぱり昔のけやき坂のフレッシュな感じは観ていて懐かしいですね。そして柿崎芽実・井口眞緒という2人が辞めてしまったことが本当に惜しまれる……。

 自分は日向坂というよりオードリーのファンなのだなと改めて思いますが、そういう感じであっても十分に楽しめるし、たぶんアイドルファンとか関係なく面白いのではないでしょうか。この巻に限らず。

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 ここ1週間、金川紗耶さんの報道でずっと暗い気持ちになっていました。

 別にファンというわけでもないし乃木坂はそんなに詳しくないんですけど、もうただ単に可哀想だなという。


 この手の話で一番嫌いなのは、「自分はいいけど推している人の気持ちを考えたら許せない」とか、「これを許したら同じような例がどんどん出てくる」とか、「真面目にやってる他のメンバーが可哀想」とか、そういう、主語を自分ではないものに置き換えて批判をする人たちで、

 本当に卑怯だなと思いますし、少なくともそこにだけは加担したくないなと思います。それは、「自分は何とも思っていないけれどアクセス数が稼げるから扱う」というメディアも同じで、あらゆる情報の発信にフラットであることなんかなく、常に他者に対して影響を与える行為であると思っています。

 だからそれこそマスコミが連日コロナウイルスの感染者数を取り上げるのも、単に公表されたデータをそのまま流しているだけだとしても、そこには恣意性がある、ということをずっと意識する必要があるなと思います。


 井口眞緒さんの時もそうでしたけど、自分はこの手のことに関して本当に何とも思ってないというか、アイドルに求めることとしてメンバーが楽しく幸せな姿をお届けしてくれればそれで良くて、別に裏で何しててもいいし、というかデートなんて悪いことでも何でもないと思うし、

 仮に不倫とか飲酒とかそういうレベルのことであったとしても、それによってその人のアイドルとしてやってきたこと全てが奪われて仕事ができなくなる状態になることが正しいとは思えないのだけど、

 そういうものを煽るメディア、文春自体もそうだし、それを取り上げるネットニュースも、まとめブログも、それをリツイートする人たちも含めて、全員に責任があって、全員がそれに加担しているわけで、

 となると別に加害者と被害者がいるわけではなくて全員がこうなることを望んでいる、金川さんが不幸になることを多数派として賛成されているなら別に仕方がないのかなとも。

 まあなんというか、2ヶ月前だったらもう少し怒れたような気がするんですけど、それって別に個人の感想でしかないので、主張してはいけないんだろうなと思います。別にそれをしたところで何も変わらないですしね。

 こうやっていろんなものを諦めることで穏やかに生きていきたいと思っています。