Our Story's Diary

こころを動かされたものと、動いたこころのこと

AirPodsはAndroidと組み合わせる方が便利。電話がかかってきたら自動接続もできる

 私は今年の7月にAirPodsを購入しました。それから半年ほど便利に使っていますが、

 実はiPhoneを持っていません。

 AndroidとiPadを組み合わせて使っている奇特なユーザーです。(過去記事参照:AndroidユーザーがiPad mini 4を買ってみた

 現在は、iPad mini 4、Androidスマホ(isai V30+)、Surface Pro 4、Gear S2(スマートウォッチ)、iPod nanoなどを切り替えて使っています。多いな。

 その結論として、AirPodsはAndroidスマートフォンと組み合わせるのが一番便利です


 iPhone・iPad・Macbook・Apple Watchなど身の回りの全製品をAppleで揃えている場合は別として、例えばPCだけはWindowsを使っていたりするのであれば、

 iPhone+Windows PCよりはAndroid + Windowsの方が便利だと断言できます。

 そして同時に、AirPodsはiOS端末を使っていない方にもおすすめできるイヤホンです。以下、その理由を説明していきます。

アセット 1
(写真はau公式Apple公式より)


AirPodsは最強のマルチデバイス対応Bluetoothイヤホン

 まず前提としてAirPodsはOSを選ばず便利です。理由はその独特なペアリング仕様にあります。

 通常のBluetooth機器は1つのデバイスとしかペアリングできません。他の機器とペアリングすると元々の機器とのペアリングは解除されます。例えば、Pokemon GO PlusをiPadとAndroidの両方とペアリングさせる、みたいなことはできません。

 一部のBluetoothデバイスはマルチペアリングに対応していますが、その多くは最大3台程度の制限があり、同時接続はできません。(一部、オーディオ再生と通話を別々に割り当てられるモノもあります)

 しかも、別の機器に接続する場合は、いま接続されている機器から切断処理をしなくてはなりません。

 例えば、Bluetoothヘッドホンとスマホを繋いで音楽を聴きながら帰宅。家でスマホを充電器に差して、ソファでiPadを取り出す。

 さてBluetoothヘッドホンとiPadを繋ごう……と思ったらまずスマホから切断する必要があるわけです。

 いちいち切断するのも面倒だし、明らかに手間でしかない。そんなことをするくらいならイヤホンジャックから引き抜いて差す有線イヤホンの方がよっぽど便利!

 と、これがBluetoothヘッドホンの大きな欠点でした。


 それを解消したのがAirPods

 iOS・Mac・Apple WatchなどであればApple ID経由で自動でペアリングしてくれる、という以上の説明が公式ではされていませんが、

 実はApple製品以外と複数ペアリングする際の利便性も、従来のBluetooth機器の欠点をことごとく解決したものとなっています。


 通常のマルチペアリングと異なり台数無制限であり、

 また新しい機器でAirPodsにアクセスすると自動的に前の機器との接続が切れる(ペアリング状態は継続される)という仕様。

 この仕様が素晴らしく、どのデバイスからでも自由にAirPodsへのコントロールを行えます。Androidで音楽を聴いていて、iPadで動画を観たくなったら、iPadからAirPodsに接続するだけ。スマホ側に触れる必要なんてありません。

20171223_151949

 ↑全部AirPodsでつながっている。ちなみにどの機器と接続していても蓋を開ければiPadがAirPodsのバッテリーを表示してくれます。


 ダブルタップでGoogleアシスタントを呼び出すことはさすがにできませんが、音楽も聴けるのはもちろん、マイクで通話もできます。

 これはiOSでもAndroidでも同じですが、AirPodsで電話をしている時の魔法のような感覚はクセになります。耳に付けていればなぜか勝手に音声を拾ってくれる。傍から見ると独り言を呟いているようにしか見えない。


 ちなみに、Windowsデバイスのみ、切断処理を行わずに別の機器でAirPodsのアクセスを奪うと、数分後に再び勝手にAirPodsのコントロールを奪いに来るヤンデレ仕様となっているので、

 Windowsで接続中に別デバイスに移動する際は、きちんと切断処理を行うか、PCの電源をオフにする必要があります。

 とはいえ、電車の中とかで取り出すわけでもないWindows PCとスマートフォンを交互に切り替える場面はあまりないと思うので、そこまで大きなデメリットではありません。


 AirPodsのダブルタップには、以前は「再生/一時停止」「Siriを呼び出す」しか割り当てることができず、

 Siriの搭載されていないiOS以外では「再生/一時停止」しか選べないようになっていましたが、

 iOS11で追加された「次のトラック」「前のトラック」は、AirPodsとペアリングしたiOS端末で設定を変更すれば、その後は他のどのOSでも扱えます。

 私の場合は「左耳をダブルタップで再生/一時停止」「右耳をダブルタップで次のトラックへ」と設定していますが、これはAndroidでもSamsung GearでもiPod nanoでも同じように動作します。

20171223_064328000_iOS (2)

 特筆すべきはWindowsでもこの操作が行えること。EarPodsのコントローラーボタンは反応してくれなかったので驚きました。Windows標準のGroove ミュージックで動作します。


 加えて、充電機能付きケースの存在によって、Bluetoothイヤホンの充電の面倒臭さを二重(※)に解消している点も見逃せません。

 (※軽量なイヤホン単体では電池がすぐに切れてしまうことと、充電端子をむき出しにしづらいイヤホンは固いキャップが付いていたりして充電しづらいこと)

 これも非常に革命的なのですが、これ自体はAirPodsの発明ではないためあんまり強調するとAppleアンチに怒られそうなので割愛。


 ちなみに残念ながら片耳を外した時に一時停止する機能はiOS以外では使えません。

 また、そもそもiOS端末を1台も持っていない方は再生/一時停止の切り替えなどのオプション変更がおそらくできません。

 どうしようもなければ家族か友人のiPhoneとかiPod touchを借りて設定だけ変えさせてもらいましょう。


AirPodsとiOS・Android・Windowsの接続切り替えは簡単

 Bluetoothデバイスとのペアリング方法、接続方法は普通のBluetooth機器と完全に同じ。違いは切断処理しなくても他の機器がAirPodsに接続しようとしたら勝手に接続解除されること。

AirPods を使う – Apple サポート – Apple Support

 ペアリングの際、AirPods側の準備は上のサポートページの「AirPods をほかのデバイスに設定する」の項目にある通り。蓋を開けた状態でAirPodsのペアリングボタンを長押しするとLEDが白く点滅してペアリング待機モードに入ります。あとは通常のBluetooth機器と同じ。

 ちなみに以下の画面写真で、Bluetoothデバイスが「AirPods♥」になっていますが、これは他人のAirPodsと混ざらないようにするために自分で変更したものです。AirPodsのデバイス名に機種依存な絵文字を使う人はたぶんいないのでわかりやすい。


 Windowsであれば、Bluetoothデバイスの一覧から選択して接続。

 初回のペアリングはこの画面トップの「デバイスを追加する」。2回目からはオーディオに表示された「AirPods」を接続。

2017-12-23 (2)_LI

 ちなみにこの設定画面へのショートカットは右クリックすることでスタート画面にピン留めできます。


 Androidであれば、Bluetoothデバイスの一覧から選択。

Screenshot_2017-12-23-15-34-05

 Androidなら設定項目をわざわざ探さなくても、「Bluetooth Pair」などのBluetooth機器の一覧を手軽に呼び出すことができるアプリをホーム画面に登録しておくこともできます。

 もっと便利な方法もありますが後述。


 ところでiOSはiOS 11で、AirPodsとの接続は明らかに面倒になりました。いちいちスクショ撮るのが面倒なので動画で。


 ①画面下部から上にスワイプしてコントロールセンターを表示
 ②右側のミュージックコントロールを長押し
 ③ミュージック横のAirPlayアイコンをタップ
 ④AirPodsを選択

 4階層ある時点で面倒なのに、長押しという時間がかかる操作が含まれているのがさらに面倒。

 Windowsでさえ ①スタートメニュー ②Bluetoothデバイス一覧 ③AirPodsを選択 ④接続 と4手順。長押しなんてないしそもそもマウスという最強デバイスがあるからよほど速い。

 iOS 10の頃はもっと簡単だったのですが……。

追記:どうやらもう少し簡単にできる方法があるようです。この記事書くために調べてて初めて知りました。しかし直感性のかけらもない……。
【iOS11】AirPodsの接続先を複数端末(iPhone/iPad/Mac)で切り替える方法


 さて、そんな残念なiOSよりもAndroidの方がよっぽど快適だぞ!

 というわけで記事タイトルの回収。なぜiOSよりAndroidと組み合わせた方が便利なのか?

 それは、Androidはショートカットアプリの自由度が高いからです。


Android×AirPodsが最強な理由1:Bluetooth Auto Connectで1タップ接続できる

 上記のBluetooth Pairも十分便利で、このアプリに気づくまでは私も使っていたのですが、

 「Bluetooth Auto Connect」は革命的です。

 なぜなら、ショートカットを作っておけば1タップでAirPodsに接続してくれるからです。

 WindowsやiOSは4手順あったのにAndroidは1手順!この凄さがわかるでしょうか。

 Bluetooth Auto Connect:https://play.google.com/store/apps/details?id=org.myklos.btautoconnect


 Bluetooth Auto Connectをインストールしたら、お使いのランチャーアプリなどで「ショートカットの作成」または「ウィジェットの追加」を選び、Bluetooth Auto Connectを選びます。

 するといきなりこのような画面が出ます。よくわからない方はここで戸惑うかもしれませんが、正常です。

Screenshot_2017-12-22-18-28-12

 Titleは私が変えただけです。

 この画面になったら、まず「Global Settings」のチェックマークを外します。

Screenshot_2017-12-22-18-28-25

 するとグレーアウトしていた「Devices」が選択できるようになるのでタップします。

Screenshot_2017-12-22-18-28-35

 するとBluetoothデバイスの一覧が出ます。このチェックは「このショートカットを実行した時にどのデバイスと接続するか」を選ぶものなので、ここではAirPods以外全て外します。

 あとは戻るボタンをタップしていくだけ。他のオプションは無視して大丈夫です。

 「Toggle Bluetooth」はBluetoothのオン/オフを同時に切り替えるオプションですが、私はそもそもスマートウォッチとの関係でBluetoothを切ることがないので外しています。

 Bluetoothを常時オンにしているくらいでバッテリーの持ちなんてほとんど変わりませんから、常時オンにしておいた方が快適です。


 これで設定完了! 出来上がったリンクをタップすれば、iPadに接続されていようがSurfaceに接続されていようが、一瞬で奪いに行きます。


 また、これはランチャーアプリに限らず、他のショートカットアプリと組み合わせることができます。

 例えば「SwipePad」「Meteor Swipe」などのオーバーレイランチャーに割り当てられます。

Screenshot_2017-12-23-16-42-27

 私のSwipePadがこんな感じです。ホーム画面に戻ったり別のアプリを開く必要すらなく、選ぶだけ。


AirPods×Androidが最強な理由2:AutomateItで自動化できる

 この時点でもうiOS超えてると思うのですが、唯一の難点が、「電話がかかってきた時」。

 例えばiPhoneとMacbookであれば、Macbook+AirPodsで音楽を聴いている時に電話がかかってきたら受けられますが、

 AndroidスマートフォンとSurfaceでは、それぞれが独立しているので電話を認識して切り替えはしてくれません。


 ……でも、よく考えてください、上のショートカットで「AirPodsに接続しに行く」という動作を自動化できたなら、

 「電話がかかってきたら上のショートカットを実行する」というアプリがあれば、iPhoneと同じように切り替えできるのではないでしょうか?

 という時に活躍するのが「AutomateIt」。

 特定の条件をトリガーとして特定の動作を自動で実行するアプリ。

 利用例として「イヤホンを接続したら音量を下げる」「朝になったらマナーモードを解除する」などがデフォルトで登録されています。


 他にも類似アプリはありますが、無料で使える中ではこのアプリが使いやすいかと思います。


 AutomateIthttps://play.google.com/store/apps/details?id=AutomateIt.mainPackage&hl=ja

 AutomateItをインストールしたら起動し、「マイルール」の右下に表示される+アイコンをタップします。この際、デフォルトのルールは必要に応じて無効化してください。

 Screenshot_2017-12-22-18-27-21

 まず「トリガー」は「通話の状態」を選択します。


 通話状態は「電話がかかってきた時」、連絡先は「すべての連絡先」。

 Screenshot_2017-12-22-18-27-46

 Screenshot_2017-12-22-18-27-56

 アクションは「ショートカットの実行」。ショートカットの選択で「Bluetooth Auto Connect」。

 あとは上の1で紹介したBluetooth Auto Connectの設定画面が出てきますので、同じように設定するだけです。


 これで設定完了。電話がかかってきたら勝手にAirPodsに繋いでくれます! なんと便利。


 しかし本領発揮はこれから。

 AutomateItのトリガーは無料版でも何個も登録できるので、「電話を発信する時に接続」もできるし、

 例えば「YouTubeを開いたらAirPodsに接続」みたいなこともできてしまうわけです。

 私の場合、YouTubeは微妙かもしれないけど、radikoとかは設定して良さそう。

 ちなみにこのショートカットは「接続しようとする」だけなので、AirPodsが両耳ともケースにしまわれている場合は何も起きません。AirPodsを隣の部屋で充電中に電話かかってきて死ぬ、みたいなことはありません。


まとめ

 AirPodsはiOS・MacOSに最適化されています。これは確かです。しかし、iOSはAirPodsに最適化されていません

 コントロールセンターを呼び出す、ミュージックを開く、という2段階必要なのは、別にマルチOS間だけでなくiPad・iPhoneの切り替えでも同様です。

 そしてAirPodsはAndroidでもWindowsでも便利に扱えるほど完成度が高く、近年のApple製品としては信じられないほど自由度の高いBluetoothイヤホンです。

 その高い自由度を最大限引き出せるのは、実はカスタマイズ性に富むAndroidではないかと思っています。


 そしてもう1つ、AirPodsを購入するユーザーの多くはApple信者なので、AndroidとAirPodsを組み合わせる際に参考になる記事があまり多くなく、私が購入する際も若干その点を心配していました。

 しかしこの点は本当に全く心配いりません。

 私自身が使っていて驚くのですが、「Bluetoothイヤホンがこういう風に機能したら便利だろうなあ」という夢を具現化したような扱い方ができます。


 単なるマルチペアリング対応BluetoothイヤホンよりもこのAirPodsの方が確実に便利ですので、

 「スマートフォンもタブレットもPCもスマートウォッチも使うけど、特定のOSやメーカーに統一しているわけじゃない」という方は、迷わずAirPodsを買うべきです。絶対に満足できるはずです。

 

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