新Surface Pro用タイプカバーをSurface Pro4用に使う
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新Surface Pro用タイプカバーをSurface Pro4用に使う

 1ヶ月以上前に予約してからずっと待っていたものが、ついに届きました。

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 Surface Pro(2017) 用のタイプカバー!

 元々Pro4とPro4タイプカバーを2015年末に買ってずっと愛用しているのですが、ちょっとカバーの端の方がボロボロになってきていまして、

 そんなタイミングで新型Proと新色のタイプカバーが発表されたので、

 どうせ買い替えるなら同じものを買い直すよりも新しくて良いやつにしよう、ということで値段は気にせずに買いました。

 

 別に壊れたわけでもいないキーボードの交換に2万円って高すぎるんじゃないかと一瞬思いそうになりますが、よく考えてみてください、

 普通のノートPCであればキーボードが汚れてしまったり、何となく色に見飽きたりした時でも、キーボードを変えようと思ったら本体ごと買い替えるか修理に出すかしかないわけですよ。

 でもSurfaceであればキーボードを買い直すだけでまるで新品のパソコンのような気分が味わえる!

 と、ノートPCの1年半のランニングコストとして2万円なら、まあそんなに悪くないかな、と思ってます。

 

 タイプカバーは見ての通りパッケージもシンプルなので開封の儀とかは撮ってません。

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 箱の裏にはALCANTARAの説明。良い素材。

 最初に付けた時にキーボードの配列がUSキーボードとして読み込まれるいつもの不具合に遭遇しましたが何とか解決。以前に記事に書いた設定からの方法で直らなかったので、

Surfaceで外付け日本語キーボードが英語配列で認識される場合の対処

 このサポートを参考にしました。新Proではこのへんの不具合解消されてるといいのですが。

 

 このカバーを付けたPro4、見た目はもうただの新 Surface Pro。

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 そもそもPro4と新Proは外見ほとんど変わってないので。

 まあそれを言うならタイプカバーも見た目そんなに変わってないんですけどね。

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 以前使っていたタイプカバーとの比較。ティールグリーン→コバルトブルーですが、名前に反して色合いは結構似ています。

 気分を大きく変えるためにプラチナとかバーガンディ(ワインレッド)でも良い気がしましたが、そもそも実物の展示を見れなかったので安牌に走りました。でもプラチナはちょっと惹かれたなー。

 全体的に新タイプカバーは落ち着いた色合い。

 どの色もビジネスで難なく使えそうですが、むしろ大学入ったばかりの学生とかが使うのであれば、新型とか気にせずPro4タイプカバーのシアンとかレッドを選ぶのも悪くない選択のように思えます。

 あとPro4タイプカバーが汚い。もう少し大切に使いたい。

 

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 タイプカバーの機能としてはPro3→Pro4のように何か大きく変化したわけではないので、使い心地としては以前のPro4タイプカバーとあまり違いはないです。

 強いて言えばキーの打鍵音が若干静かになっているような気がしますが、思い込みかも。

 キーが薄くなったという記述をどこかで見かけたような気もしますが、ちょっと区別つかないです。

 ただパームレスト(タッチパッド両隣の手を置く部分)はAlcantaraコーディングで確かにサラサラしてる感じ。タイプカバー特有のザラザラ感が軽減されたように思います。

 あとはPro4では剥がれていってしまった端の部分も、以前より頑丈になっている感じがします。

 

 正直キー配列とかは全く同じだろうと思って買ったのですが、実はファンクションキーの機能が微妙に変更されたようです。

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 上がPro4タイプカバー、下が新タイプカバー。

 以前のタイプカバーでは、F1とF2がキーボードバックライトの光量調節でしたが、

 Signatureでは画面の明るさ調節になっています。

 そして新タイプカバーではF7がキーボードの明るさ調節。明るさ最大の状態でもう一度押すと消えるように変更されています。

 確かにキーボードの明るさの細かい調節ってそんなに頻繁にする機能ではないので、1つのキーにまとめてしまうのは良いかもしれません。

 それ以降、PrtScnやHomeが一つずつ隣にずれ、Insertキーはファンクションキーのロック状態に関わらずFn+Delで切り替えるようになりました。

 PrtScn(スクリーンショット)とか頻繁に使っていた人にとっては配列が変わって地味に困るかもしれませんが、

 個人的にはファンクションキーのアイコン側の機能自体ほとんど使ったことがないのであまり気にならないです。

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 総括として、Pro4ユーザーが現在持っているタイプカバーからわざわざ乗り換える価値があるかというと、別にそんなことはないと思います。

 新Surface Proを買った人でも、迷ったらこっちを買え! と強く勧めるほどのものでもないし、Pro3ユーザーが買うならこれよりもPro4指紋認証付タイプカバーでいいとも思います。

 ただ、ちょっと他の人と違うものを使いたい、とか、1年半も使っていてちょっと今のタイプカバーに飽きてきた、という人が、

 Pro4タイプカバーとどちらにしようか迷っているのであれば、せっかくだからとこの高級な方を買うのはアリではないでしょうか。

 キーではない側の手触りは確かに気持ち良いし、パームレストも落ち着くし、キーを叩いた時の跳ね返りも心地よい。値段は確かに高いけれど、値段相応の価値のある製品です。

 そもそもPro4の通常タイプカバーだって別に安くはないのだから、そこで妥協する必要もないはずです。

 

 そもそも、パソコンを単なる道具として捉えるなら高級感なんて要らないし、というか別にSurfaceじゃなくてスペック高くて安い2-in-1 だってたくさんあると思うんですけど、

 その中でSurfaceを選ぶ理由って、デザインからコンセプトまでの完成度の高さが所有欲を満たしてくれるということが多分にあるはずで、

 結局使っていて嬉しい気持ちになるデバイスって、それ自体が生産性とモチベーションを上げてくれるわけです。

 小学生の頃に、新品のノートを買った日だけやたら張り切って自習してみたりとか。

 そういう気持ちになれるという意味で、結構良い買い物だったと思っています。