Our Story's Diary

こころを動かされたものと、動いたこころのこと

『ポケットモンスターサン』殿堂入り後の感想

 発売日に買ったはずのポケモンサンをようやくクリアしました。

 なので一応思ったことを書くのですが、この前Nintendo Switchに関する長めの記事を書いた時にちゃんとした論理的なレビュー記事をまとめるPPがなくなったので適当に書き綴ります。

 シナリオのところはなるべく重要なネタバレは省いていますが、クリア前提で書いてるのでまだの方は読み飛ばしてください。

 あ、あと、私は今作を(勉強のために)英語でプレイしたので、シナリオについて勘違いしてるかもしれません。ご了承ください。

 先に書いとくと、今作は割とストーリー追いやすいので英語の勉強としてプレイしてもそれなりに楽しめると思います。XYは本当に何が起きてるのか理解できなかった。

 あと、ポケモンの英語名って当たり前だけど超マイナーな単語から取ってるから元ネタ全然わからないんですけど、たまに名前だけで推測できると超テンション上がります。今作のBewearとDrampaは訳した人天才ですね。

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しまめぐり

 ポケモンジムに代わって導入されたしまめぐり。ジムをなくすというのは思い切った決断だなーと思いつつ、これはこれで良かった。

 なんか今作は冒険のスケールの小ささを感じる場面が多かったです、良い意味で。

 しまの試練とかぬしポケモンとか、やってることとしては英検4級みたいな扱いじゃないですか。たぶん。

 前作までは基本的に一人旅!大人への第一歩!って感じだったのが、今回はハウもリーリエも博士も基本ずっと一緒にいるし、明らかにちょっとした旅行気分ですよね。

 どちらが良いのかは人によると思いますが、個人的にはこれはこれでアリかなーという感じ。

 ただ、ポケモンリーグ挑戦中に博士が中でずっと見守ってるのはさすがに興ざめでした。大学受験の会場まで親がついてきてるみたいな恥ずかしさがあった。

 あと、バッジの代わりにZクリスタルを集める仕様は、別にいいんですけど、何個集めたら終わりなのかわからなくて先が見えないストレスはありました。重要なアイテムの割に何個かイベントなしで置いてあったクリスタルがあるのも気になる。

 

システム

 今作はひでんわざ・じてんしゃ廃止というなかなか思い切った決断を下していて、確かに便利にはなったのですが、一方で、ひでんわざを上手くパーティに組み込みながらシナリオを進めていくのもポケモンの醍醐味というか頭の使いどころだと思っているので、別になくさなくても良かったんじゃないかなあ……?

 と思いつつも、他の人の意見とか読んだら結構みんなひでんわざ廃止は絶賛してるんですよね。そんなに鬱陶しかった?

 まあ私の場合、アローラの新ポケモン縛りでやってたら結局みずポケモンなしのパーティで殿堂入りまで行ったので、なみのり必須だったらちょっと困ってた可能性は高いですが……。

 殿堂入り後のアイテム回収の時にパーティを気にしなくて良くなったのは最高なので、次回作以降は殿堂入り後にポケモンライド解禁とかでお願いしたいです。

 あとはおおむね良くなっているような気がするのですが、細かいところの操作性がところどころXYから劣化していて、特にバトルスポットに一発で飛べなくなったのと、Xボタンでウィンドウを一気に閉じるショートカットがなくなったのが痛い。

 

 それと、これはORASの時から思ってたけどなぜZL=Aを用意しないのか。ゲームフリークはNew3DSを1台も持ってないのか。

 L=A状態でZL・ZRをデフォルトのLRと同じ機能で扱えたらもう死ぬほど快適だろうなと思うので凄く惜しい。

 あと3D表示非対応は、まあSwitchか次世代機への移植を見越してるか、Zわざとかでスペック足りなかったのか、どっちかなのでしょうけど、3DSの解像度で3D非対応だとひたすら画面の粗さが気になるので頑張ってほしかったところ。ORASのマップの3D表示綺麗だったのになー。

 とはいえ、まあ、トリプルバトルとかもそうですけど、7世代目でここまであちこち手を入れて、必要でないものを切るというのは、相当なプレッシャーだったと思うので、そこは素直にスタッフの皆さんお疲れさまでしたという感じです。

 ただ、欲を言うと、育て屋まで見直したなら、ついでに姓名判断師もどうにかして良かったんじゃないでしょうか。あれ、初代から一貫してなぜ姓名判断なのにプレイヤーが名付けてるのか意味不明だし、っていうか自分のポケモンなんだからボックスで名前変更できても何の支障もないと思うんですけど、何のこだわりなんでしょうアレは。

 

シナリオ

 買ってからしばらく、序盤のあまりのストーリーの進まなさにイライラしてトレーナーズスクールあたりで放置してました。まあ、普通に就活とかで忙しかったこともあるのですが。

 でも、今作はシナリオがものすごく評価が高いじゃないですか。なので、(発売直後に殿堂入リした)周りの人たちから「絶対やった方がいい!面白くなるから!」と勧められ、年末年始を使ってしぶしぶ進めていきました。

 で、確かに中盤、エーテルパラダイスであの2人が兄妹で親があの人で……というのが判明したあたりから急激に面白くなっていく感じはあり、そこからエンディングまでの流れは確かにここ最近で一番面白かったです。

 が、後半が面白いからといって序盤のつまらなさが帳消しになるわけではなく、2個目の島終わるあたりまでずっとチュートリアルやらされてるような作業感は、もう少しどうにかならなかったのかなあと思いました。

 

 というか、そもそもの問題として、後半にストーリー詰め込みすぎだったのではないでしょうか。

 ハウが離脱するイベントがもっと早めにあれば、「もっと強くなっていつか再戦しよう」というセリフもそれなりに説得力が出たのに、あれだと「なんかさっき別れたばっかりだなあ」という感じが否めなかった。

 というか、ルザミーネがウルトラスペースに連れ去られてから助け出すまでの一連の流れが1つのイベントとして認識してしまってるのが問題なのかもしれません。寄り道しながら進めていいレベルの問題なのかを教えてもらっていないので、あそこのイベントはずっとウルトラスペース意識で駆け抜けた(こちらの気分の問題です)。

 さらに、ハウがいつまでも一緒にいることで、「なぜ大切なバトルが全てただの子どもの主人公一人に任されてしまうのか」というシリーズ恒例の問題が付きまとってた。「バトルできないリーリエに頼まれたから」という理由付けは完璧だったのに惜しい。

 

 あと、今作の主人公ことリーリエ。

 英語版には「がんばリーリエ」に相当するセリフはありませんでした。というか、英語って語尾とか一人称が変化しないから話し方で萌えポイント稼げなくて辛い。たぶん日本語でやった方がリーリエは可愛かったんだろうなと思います。

 それはそれとして、主人公がリーリエのおつかいしてるだけ、という意見はまあRPGってそういうもんだろうと思ってるので別に良かったんですけど、

 ただ最後、あのNebby……日本語では「ほしぐもちゃん」ですかね。

 あの子はリーリエがゲットして良かったのでは……?

 リーリエがソルガレオ/ルナアーラをゲットしてトレーナーデビューして主人公と初バトル、の方が絶対流れとして綺麗だったと思うのです。あそこでリーリエがトレーナーになってもその後のストーリーには別に影響しないし、主人公は殿堂入り後にコスモッグ貰えるからいいし。

 伝説のポケモンがリーグ前に手持ちに入る、ってそんなに重要なイベントかなあ……と思ってしまいました。

 

 ただまあ全体的にストーリーは面白かったです。特にポータウン、スカル団の本拠地がああいう雰囲気というのはなんか社会の歪みみたいなものを感じて辛くなった。ああいう社会から抑圧されて不満を溜め込んだ人たちが現実ではトランプ支持に走ったりするのでしょう。

 だから欲を言うとストーリーの尺が足りてないんですよね。今回の話って本来はドラクエとかFFみたいなスケールでやるべきもので、あんな終盤で別れたハウの成長だって島が6つくらいあったら納得感あっただろうし。

 何なら殿堂入り後にカントーに行く展開を発売前から期待してた(そうすればロコンやサンドのカントーの姿も自然に出せる)のですが、

 しかし実際それやったら「今作ストーリー長すぎだろ早くランダムマッチさせろや」みたいな声が出てくるだろうし悩ましいところなのでしょうね。

 いや、本音のところだとそもそもそんな大作RPGとして開発する気がないんでしょうけど……。

 

BGM

 個人的に今作のBGMあんまり好きじゃないです。というか、XYでは延々聴いていたいと思うような曲が結構あったのですが、そのほとんどがORAS発売前にゲームフリークを退社した景山将太さんのもので、その方が今作では関わっていないので。

 あとは単純に好みの問題なんでしょうね。あんまり明るいハワイアンテイストみたいな曲が好きではないので、それよりもXYのちょっと大人っぽい曲調の方が好きでした。「ブティック」「ゲート」「カロス発電所」「フロストケイブ」とかです。

 個人的にちょっと挑戦的な面白い音楽の方が好きで、サンムーンもスカル団絡みは今までにない雰囲気でしたが、全体的にはベタな(良く言えば王道な)

 サンムーンの中だと「ポニの大峡谷」と「戦闘! ハウ」が好きです。今作、戦闘BGMにバトルらしからぬ明るい曲調が多くて、そのへんは攻めてるなーと思いました。「戦闘! しまキング・しまクイーン」とかも、明るく展開してくることに驚きました。

 ただ、そもそもの問題として、今作、それぞれの街がものすごく印象薄くないですか? 一応ジムがあって街がストーリーの展開の中心になることが多かった前作までと違って、今作は試練も街の外だし、育て屋もバトルツリーも街を経由せずに直行できるし、街のBGMを聴いた記憶が全然ないです。

 ジムがあることでそれぞれの街に何となく特色が出てたのだなあと逆説的に確認しました。クノエシティがフェアリータイプとか、エイセツシティがこおりタイプとか、そういうの。

 

対戦環境

 XYをベースに全体的に調整入って、今のところバランスはかなり良い感じに見えます。ミミッキュとかカプ・コケコとかも一応うまく抑えたんじゃないかという印象。

 なんですけど、メガストーン一部没収は絶対に許さない

 私がXY・ORASで愛用していた、メガデンリュウ・メガジュペッタ・メガチルタリス・メガエルレイド・メガボスゴドラ・メガジュカインが全部使えなくて本当に落ち込んでます。

 メガシンカ没収は、技没収とかアイテム没収とかとは全く意味合いが異なっていて、それは一部のポケモンをリストラしたのと同義だってことを、まあゲーフリは全く理解してないんでしょうけど、でもそういうことです。前作で使えたポケモンの一部が完全に使えなくなるなら、何のための過去作互換なのかって話ですよ。

 しかも、ガルーラとかゲンガーみたいな壊れメガシンカを調整のために禁止するならともかく、現状だと完全に開発側の好き嫌いで選んだとしか取れないメンツなわけで、もう心底ガッカリしています。これで次回作までお預けとか本当にやめてほしい。別にそんなことで売り上げ変わらないと思いますよ。

——————–

 こんな感じです。

 いろいろ言いましたが一言でまとめると……普通。です。

 確かに面白かったけど神ゲーだとか言われると別にそこまででもないし……。

 というか、(シナリオはともかく)全体的な雰囲気としてXYの方が好きです。500時間くらいやったので思い出補正だと思いますけどね。

 XYは群れバトルという非常にわかりやすい仕様で努力値振りが簡略化されたのが良かったですし、トリプルバトルのレストランでお金と経験値を手軽に両立できるのも良かった。

 今作はポケリゾートとかフェスサークルとかありますけど、個人的にああいうバトル以外で育てるのなんか嫌いなんですよね……。BW2やってなかったから慣れてないのもありますが。

 

 あ、あと、最重要アイテム「あかいいと」がものひろいとBPでしか手に入らないのが本当にクソだと思ったのですが、ポケモンバンクで2121BP貰えたので許しました。

 ……いや、まあ前作からやってポケモンバンクに課金してたから許しましたけど、そうじゃなかったら一発でクソゲー扱いしてたと思います。

 こう、これは別に今作に限った話じゃないですが、育成をスタートするハードルはもっともっと低くして良いと思うんですけどね。

 準伝説とかはないならないなりに工夫のしようもあるので、ボルトロスヒードランにORAS必須とかは別にいいんですけど、

 そのへんの一般ポケモンを育てる前に何十時間も下準備が必要になるというのは、結構な人を振るい落としてるんじゃないかという気がします。

 XY・ORAS以降、「厳選・育成に必要な環境さえ整えればあとは楽」という方向にどんどん舵を切ってますが、それで喜ぶのは何十体と育成する廃人だけであって、

 もし初心者のハードルを下げたいのであれば、必要なのは「厳選・育成に必要な環境を整えやすくすること」ではないのかという。次回作では殿堂入り後に博士から6Vメタモンをプレゼントされるくらいでちょうどいいんじゃないかと思ってます。本気で。

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