映画・音楽・小説の感想 access_time2014.04.19 22:53 update

マネキン・イン・ザ・パークで見えたもの

 昨日4月18日は、

 ヒトリエの初ワンマンツアー「マネキン・イン・ザ・パーク」東京ファイナルでした。
 
 私も行ってきました。LIQUIDROOM。
 
 素晴らしかったです。
 
 
 歌や演奏は当然として、MCがかなり上手くなっていたというか、
 
 初ワンマンの頃の「手探り感」がなくなって、シノダメイン時々wowaka、みたいなものが確立されていて、ちゃんと楽しませてくれたというと上から目線みたいで嫌なのですが、そういう風になっていました。
 
 
 アンコール後のwowakaさん、泣いてたのか泣いてないのかよく見えませんでしたが、
 1200人ものキャパを満員にしてなお「ヒトリエはこんなところで終わるバンドじゃない」と言い放ったのがとても印象的で。
 
 それは、ボカロP時代にあれだけのヒットを連発しながら、
 「どうしても曲に集まるリスナーや人気、コメントや声に、ちょっと自分と乖離していく感覚があった」ことを理由にボカロから自分の声に戻って活動したwowakaさんが、
 
 自分の曲に集まる人気に対する実感を完全に得たことの実証であって、
 この場所はヒトリエとしてはもちろん一つの通過点にすぎないのだろうけど、でもそれは一つの到達点なのだと思いました。
 
 ——————–
 
 ええと、なんというか、とりあえず
 前半はいいことだけを書こうと思ったのですが、何となく皮肉めいた感じが出てしまいました。
 
 ということで本題、悪いことを書きたいと思います。ごめんなさい。
 
 
 今回のワンマンライブで、私が強く感じたことは、
 
 「ヒトリエはもう完成してしまったのではないか
 
 
 
 今回のワンマンライブ、今までのワンマンとは違って、未発表曲が1つもありませんでした。
 
 hitori-escape(2013年4月)の時はnon-fiction e.p.の3曲が。
 
 hitori-escape:非日常渋谷編(2013年11月)の時はセンスレス・ワンダー、アンチテーゼ・ジャンクガール、生きたがりの娘(仮題:mixture)が。
 
 あって、「なんだこの知らない曲!?」という盛り上がりがあって、
 今回もそれを若干期待していたのですが、残念ながらそれはありませんでした。
 
 もちろん、前回のワンマン後に10曲発表しているんで、それだけでいっぱいいっぱいなのはわかった上で、なのですが・・・
 
 そういえば新曲では唯一『さらってほしいの』やってないですね。他の会場ではやったのかな?
 
 
 
 私自身、初めて行ったライブが企画ツーマン「その少女、おひとりさま」で、
 「ドキ生R」「hitori-escape」「hitori-escape渋谷」と、
 ヒトリエのライブには5回目で、こちら側が慣れてきた面は多分にあると思うのですが、
 
 その上で、その上を行くような新鮮さとか、驚きとか、予想を裏切ってくれる感じが、思ったようにはなくて、ちょっとガッカリしました。
 
 昨日一番驚かされたのが3曲目の「ワールズエンド・ダンスホール」で、
 11月のワンマンではボカロ曲は8曲目までやらなかったので、
 
 「ボカロ曲は来ても中盤~終盤、ヒトリエ曲増えたから最悪ゼロもあり得るな」くらいの覚悟で行ったので、いきなりワールズが来たのは嬉しいサプライズでした。
 
 
 ・・・あとは、概ね予定調和というか、想像の範疇というか・・・
 
 2ndシングル発表とか来るかなとちょっと期待してたんですけどね。早いけど。
 
 
 
 『次はボカロ曲が来るのか、オリジナル曲が来るのか、新曲が来るのか』というところから含めて、
 
 初めてヒトリエライブ行った時に感じた、「先の見えないワクワク、底知れないドキドキ」のようなものは、
 今回のワンマンではほとんど失われていたというか、
 
 まあ毎回ライブにそんなものを求めるなって話なんですけど。
 
 
 もちろん、どのバンドにしてもライブというのはそういうものだろうし、
 そうなるのが正しいのだと思うのですが、
 
 老害とか古参気取りとか言われるのを承知の上で、
 
 「ヒトリエはいま一番カッコいい、見た人を一発で虜にする最強の単なるロックバンド」になったのだと言いたい。
 
 
 
 それは決して貶めているわけではなくて、正しく成長し続けていて。
 
 ただ、今までの手探り感というか、試行錯誤感というか、
 良くも悪くも「これからどうなるんだろう」という期待、「これから何でもやってやる」という貪欲さ、は、もうすでに過去のものとして、
 
 ここからは確立された「ヒトリエスタイル」を真っ直ぐ進んでいくバンドになるんじゃないかなあと思いました。
 
 
 
 なんというか、ヒトリエのライブの完成形が昨日だった、というよりは、
 
 「hitori-escapeの時からの進化があまり感じられなかった」というか。
 そのブラッシュアップに徹していた感じ。
 
 もちろん完成度は相当高くて、「ロックバンド好き」からしたらこれ以上ないものだったのかなあとか思うのですが。RO69だとベタ褒めですし。
 
 
 今まで常に新しい景色を見せてくれただけに、「真っ当にhitori-escapeを進化させたらまぁこうなるよね」みたいなとこでとどまってたのは残念だったな、という個人的な感想です。
 
 
 
 
 
 私自身はwowakaファン・ヒトリエファンであることに変わりないんで、これからもCDとか出たら買うし、応援するつもりではあるのですが。
 
 
 ライブはどうしようかな、と迷っている状態です。
 
 行かなくてもだいたいわかってしまう状態になると、何となく冷めてしまうというか。
 
 
 ・・・といいつつ、ワンマンなんて年1回か2回でしょうから、半年もすれば普通にまた行きたくなってる気もしますが。
 
 
 
 あ、最後にこれだけは言っておきたいのですが、ヒトリエのライブは本当に素晴らしいし最高に格好いいので行く価値は絶対にあります。私も行ったことを後悔してるわけでは決してありません。それだけは強調。
 
 
 
 改めてヒトリエの皆さん・関係者の方々・そしてヒトリエファン全員、ワンマンツアーお疲れ様でした!
 
 
 
 最後に、
 
 何かの間違いでシノダさんがレビュー巡りでここに来ることがあるかもしれないので書いておきますが、
 
 ボカロカバーの音源化早くしてください。よろしくお願いします。
 
 あらいやかしことのツーマンの時にwowakaさんに直接頼んだしセンスレス・イマジナリー連動特典のアンケートにも書いたのに全くやる気配がないので多分やりたくないことは想像つきますが私はどうしてもあのキーが半音下がったワールズエンドダンスホールをiPodで聴きたいのでよろしくお願いします。

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